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富士市・富知六所浅間神社で「七夕風鈴祭り」 2000個の風鈴が夏空を彩る/静岡

風鈴関連ニュース

 「富知六所浅間神社」(静岡県富士市)で7月7日、「七夕風鈴祭り」が始まった。(富士山経済新聞)

 785(延暦4)年創建といわれ、240年ほどの歴史がある同神社。地元住民を対象にした季節の行事などを行っていて、多くの来場者を集めている。

 「七夕風鈴祭り」は2021年に続いて2度目。境内には2000個の願いを込めた風鈴を飾り付け、風が吹く度に涼を感じさせる音色に包まれる。風鈴は1個500円で奉納でき、短冊に願い事も書くことができる。

 神社では2018(平成30)年から、夏場に「奉納DJ」企画を行っており、FPMや大沢伸一さんなど著名なDJを招致し、神社となじみに薄い若年層に興味を行っている。2019年の大沢伸一さんの回には、地元を中心に2000人ほどの参拝者を集めた。

 禰宜(ねぎ)の櫻井紀彦さんは「神社は昔から災いや穢(けが)れを払う場所。新型コロナウイルス感染症の影響で遠出のできない地元住民に神社らしいアクションが提供できないか考えた結果、音を神に奉納するという意味で風鈴を使うことを考えた」と話す。

 富士市在住の女性は「昨年偶然訪れて存在を知り、今年も来た。昨年はあまりにも美しくて写真を撮影したほど。今年は願いも込めて参拝に訪れた」と話す。

 風鈴の短冊には、今年は世界平和を願う声が多く見られた。櫻井さんは「短冊を見るとその年の世相がよく分かる。今年は自己の夢の達成だけでなく、世界平和を願う声が多かった」と話す。

 櫻井さんは「今後も新しい企画などで地元住民と関係性を築いていきたい。参拝に興味のなかった若年層や、訪問頻度の低かった人にもっと参拝してもらえるよう努力していきたい」と意気込む。

 風鈴祭りは8月31日まで。

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