八戸市のJR八戸線陸奥湊駅の二階通路に、スルメを使った風鈴=写真=が登場、駅利用客の「目」と「耳」と「鼻」を楽しませている。
朝市とレトロな街並みで有名な陸奥湊を訪れる観光客に、イカの街・八戸をアピールしようと、JR八戸地区指導センターの職員が初めて製作した。使ったスルメは大小約三十枚。胴の部分に穴を開けて糸を通し、風鈴をぶら下げた。
「港町らしくて風情がある」と、駅利用客の評判も上々で、中には写真に収める人も。今のところ、風鈴はネコやウミネコに奪われることもなく、ほのかなスルメのにおいを漂わせながら、ゆらゆらと風に吹かれている。九月まで飾られる。(デーリー東北新聞社)