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風鈴に八尾和紙 手作りで涼む夏(富山)


 国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に昨年登録された和紙に注目が集まる中、富山市古沢の富山ガラス工房が同市八尾町地区の伝統工芸「八尾和紙」を使った吹きガラスの風鈴作り体験を開いている。
 体験では、溶けたガラスをさおに巻き取り、表面に色のついた粒状や粉末状のガラスをつけ、1270度に熱した窯で温めながら、空気を吹き込んで丸い形に仕上げていく。色や模様、形の組み合わせは自由で、スタッフ2人が制作を丁寧に指導する。作り終えた風鈴は480度に保たれた「徐冷炉」で半日かけて冷やし、伝統的な手すき・型染めで作られた和紙から好きな柄を選び、風鈴に仕上げてくれる。
 同工房の河原林洋行さん(41)は「気軽に楽しめるので、自分の作った風鈴で暑い夏を涼しく過ごしてほしい」と話す。
 友人と風鈴作りを体験した魚津市本江、主婦宮口裕美さん(35)は、「吹き込む時の加減がわからず難しかったが、教えてもらってうまく作れた。どんな色に仕上がるのか、完成が楽しみ」と話した。
 風鈴は体験後1週間ほどで完成する。料金は3100円(税込み)。申し込みは同工房(076・436・3322)へ。17日まで。

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