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陶石奏でる夏の音色 江差の研究会 風鈴を作製

【江差】町内円山で採れる円山陶石を使った陶芸に取り組んでいる江差陶石研究会(鈴木富子代表)は、新しく風鈴を作った。
 風鈴は直径、高さとも約五センチ。ガラスの風鈴に似た高く澄んだ音色が涼しさを誘う。円山陶石の特徴である焼いた後も白さが残る表面に、江差追分の歌詞や花を描いた。短冊の言葉も「私の江差風」「江差追分」など江差をアピールしている。
 昨年から試作を重ねてきた。一番苦労したのは鐘の中の「舌」の部分。舌も円山陶石を焼いて作ったが、風が吹いても鳴らなかったり、音が濁ったりした。舌を厚さ約二ミリの五百円玉大にしたところ、納得いくものができたという。
 一個八百円で、町内中歌町の手ほどき工芸館や吉田酒店で販売している。問い合わせは同研究会(電)0139・52・4596へ。

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