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道北・オホーツク

 夏本番を控え、北見市川東の元鋳物工場経営の渋谷岩男さん(68)がアルミ缶を再利用した風鈴作りに精を出している。今年は五十個ほどの風鈴を仕上げる予定で、二十三日に北見芸術文化ホール前広場で開かれる「2007環境フェア くるるん・きたみ」(市など主催)で展示販売される。
 渋谷さんが風鈴作りを始めたのは十年ほど前。風鈴一個を作るにはアルミ缶約八十個が必要といい、当時は道端に捨てられたアルミ缶を拾い集めては自身の鋳物工場で試行錯誤を重ねたという。一九九八年から資源のリサイクルや環境問題について考える「環境フェア」で展示販売され、評判を高めてきた。
 今回出品される風鈴は六種類。葉の上でトンボが羽を休めている様子を鋳物で表現した風鈴が今年の新作だ。見た目も涼しげで、風を受けると、チリリンと、澄んだ音色を響かせる。
 渋谷さんは「風鈴を毎年買ってくれる常連もできた。みんなの喜ぶ顔を見ると、創作意欲がさらに沸いてきます」と言い、追い込みの作業に励んでいる。
 風鈴の価格は一個千円から千五百円。問い合わせは渋谷さん宅のファクス0157・25・4299へ。

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