秋宮参道に涼やか風鈴　夏のしもすわ観光フェア開幕－長野

　下諏訪町の「夏のしもすわ観光フェア」（下諏訪観光協会、下諏訪商工会議所主催）は７日、同町の大社通り周辺を会場に開幕した。風鈴市を中心にした初のイベントで、観光客に夏の秋宮参道などを歩いて楽しんでもらう。会期は２０日まで。
　期間中は大社門前風鈴市のほかに、１１日から１３日までの３日間は、秋宮境内星空コンサートと秋宮御柱ライトアップが行われる。
　メーン会場の大社通り駐車場で開かれたオープニングセレモニーで、観光協会の両角誠也会長は「被害にも遭ったが、何とかみんなが元気になるよう起爆剤としたい」とあいさつ。商議所の井口恒雄会頭は、諏訪湖周３市町の観光の連携に触れて「諏訪の観光をＰＲすることで大いに活性化を」と期待を寄せた。
　大社通りには、今年度から新しく整備された歩道沿いやおんばしらグランドパークなどに、合わせて７００個の風鈴が飾られた。大社通り駐車場では物産店が並んでいる。
　会場を訪れた人たちは、風鈴を見上げたり手を伸ばしたりしながら、風に吹かれチリンチリンと鳴る音に誘われるように、参道の散策を楽しんでいた。