阿佐東線(海陽町-高知県東洋町、八・五キロ)を運営する阿佐海岸鉄道(本社・海陽町宍喰浦)は八日、恒例の「風鈴列車」の運行を始めた。八月三十一日まで。
一両だけの車両の天井には、青や紫、ピンクなどのアサガオの造花と、ガラスや陶器で作られた二十個の風鈴を飾り付け。車窓のすだれには、沿線の海陽、東洋両町の俳句愛好家が作品を書いた短冊二十九枚が取り付けられている。車両が動きだすと「チリン、チリリン」と涼感漂う風鈴の音色が響いていた。
風鈴列車は上下合わせて平日三十八本、土・日曜、祝日三十二本運行。期間中の土・日曜、祝日は、乗客に風鈴が当たるスピードくじがある。