多治見市のJR多治見駅のホームなどに14日、特産の美濃焼風鈴がお目見えし、涼やかな音色を響かせている。
多治見市では14年前から美濃焼の風鈴をつくり、駅や公共施設に取り付けている。デザインは昨年に引き続き、同市陶磁器意匠研究所職員の内田ゆかりさんが担当。市の花であるキキョウをかたどり、白、ピンク、水色、黄色の4色をそろえた。今年多治見市と合併した笠原町の笠原陶磁器工業協同組合が1000個作製。うち、600個は、JRの駅や中央自動車道多治見インターチェンジ料金所、公民館など公共施設に取り付ける。
多治見市職員らが駅のホーム天井に風鈴をつるすと、利用者は「ちりんちりん」と鳴る音色に耳を傾けていた。
風鈴をつるした市職員は「合併後初めてつくった風鈴。今後も多治見と笠原が一緒に頑張っていこうという願いがこもっています」と話していた。風鈴は同市本町の市PRセンターで購入できる。