五所川原市と中泊町を結ぶ津軽鉄道(本社五所川原市、澤田長二郎社長)は1日から、夏の風物詩として知られる恒例の風鈴列車を運行する。
利用者に夏の風情を味わってもらおうと、車両の天井に風鈴をつり下げるもので、毎年7月1日から8月末まで運行。風鈴は地元の津軽金山焼で作られ、前社長で現取締役の三和満さんの俳句会会員らの作品を手書きした短冊を下げている。
30日には乗務員が脚立に上がり、各車両の天井に風鈴を5、6個ずつつり下げると「チリン、チリン」と涼しげな音が早速車両内に響いた。同社によると、風鈴列車は観光客らに好評で、旅行会社からも問い合わせがあるという。
同社は「8月の立佞武多見物に来た人たちにも、津鉄をぜひ利用してもらって涼んでほしい」とPRしている。