大川内山風鈴まつり　新作磁器風鈴１９日限定販売

　夏恒例の風鈴まつりが開催中の伊万里市大川内山で１９日、新作風鈴が限定発売される。当日夜は「ボシ灯ろうまつり」も開かれ、ボシ（本窯をたく時に使う器）にろうそくの火をともし、“秘窯の里”を幻想的にライトアップする。
　清涼感のある音で人気が高い大川内山の磁器製風鈴。今年の新作は、定番の釣り鐘型ではなく、楽器「ウィンドチャイム」のようにつり下げた棒と中子がぶつかり合って音色を奏でる形状に設計している。本体部分は山形で大川内山の風景をイメージ。それぞれの窯元がホタルやアジサイ、アサガオなど夏らしい図柄を手描きで仕上げた。
　１９日午前９時から伊万里鍋島焼会館前で限定５０個を販売するが、例年人気が高いため午前８時半から整理券を配布する。価格は税込み３千円。
　ボシ灯ろうまつりは地元保育園児の太鼓披露や碗琴コンサートなどの後、午後７時に点灯式を行う。問い合わせは風鈴まつり実行委員会、電話０９５５（２３）７２９３へ。