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トロッコ列車に竹風鈴の音色(京都)

 京都の嵐山から亀岡まで美しい自然の中を走る「嵯峨野トロッコ列車」に、地元で作られた竹の風鈴が涼を呼び込み、観光客を楽しませている。
 沿線は古くから竹林の名所として知られ、列車を運行する嵯峨野観光鉄道が、7月2日から列車内に計12個、トロッコ嵯峨駅のホームに21個、同駅改札に17個の竹風鈴を取り付けた。嵐山の竹製品専門店「いしかわ竹乃店」製の「竹鳴子風鈴」「ぼんぼり風鈴」「丸竹風鈴」で、カラカラと柔らかな竹の音や、涼しげな鐘の音を奏でている。
 竹風鈴はトロッコ嵯峨駅の売店でも販売しており、買った人にはシールを配布。自由に「願い」などを記入してもらい、車内に設置した風鈴の短冊に貼り付けて、終点のトロッコ亀岡駅まで「願い」を乗せて走る趣向も(購入者が多い場合は抽選)。その短冊は9月1日の企画終了後、地元の野宮神社に奉納する。
 嵯峨野トロッコ列車は、台湾など外国人客の増加もあって、2014年度の利用者数が1991年の開業以来最多の110万2000人を記録。今年6月に就任した西田哲郎社長は「紅葉シーズンの11月が突出している利用者数を、他のシーズンにも増やしたい。(観光関連業者や行政など)沿線全体で誘客を図る取り組みも進めているところ」と話している。

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