風鈴の音涼やか－栗林公園玄関飾り展

蒸し暑い夏に涼を届ける装飾品を展示即売する「夏のお玄関飾りいろいろ」（県物産協会主催）が二日、香川県高松市栗林町の栗林公園商工奨励館で始まり、涼やかな音色を奏でる風鈴など全国各地の特産品が訪れた人を楽しませている。六日まで。
　玄関飾りで夏を涼しく過ごしてもらおうと毎年開催。二十四回目の今年は、約三十都道府県から集めた壁飾りや置き飾り約百十種類五百点を展示している。
　例年人気の風鈴は、江戸風鈴や岩手の南部鉄風鈴といった定番に加え、香川県特産のサヌカイトでできた商品を初出品。石の風鈴という珍しさや透き通るような響きが来館者の興味を誘っていた。
　このほか、四万十川の天然石を使ったミニ蹲踞（つくばい）や新潟の小千谷織りののれんなども並び、館内にひとときの涼感を運んでいる。