サヌカイト風鈴は風鈴コンサートでもかかせない、石の風鈴です。
サヌカイトとは、讃岐地方(香川周辺)で産出される、めずらしい黒石のこと。
約1300万年前に、瀬戸内地方を襲った大規模な火山活動でできた特異な岩石で、大量に噴出した溶岩が急速に冷却されでできた石です。
つまり、希にみる緻密なガラス質。
この石をたたくと、「カーン」という神秘的で澄んだ美しい音を奏でることから、地元では「カンカン石」と呼ばれ親しまれてきました。
サヌカイトという名は、1891年にドイツの地質学者ヴァインシェンクが、「讃岐の石」という意味で命名したものです。
サヌカイトを使って楽器が作られたのは今から約100年ほど前のこと。
香川県に住む長尾猛住職がサヌカイトを研究・採掘し、仏教音楽の伴奏楽器として石琴(せききん)を創作しました。
サヌカイトの音は大変音域が広く、さまざまな高周波音が含まれています。
ピアノよりも高い音を出すことができ、100万ヘルツまでの高周波を出すことが可能とされているので非常に高い癒し効果があります。
コンサートやCDでも主力で使用している素晴らしい音色です