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盛夏に澄んだ音色、鮮やか花々 金沢で風鈴祭り 松任であさがお展

 二十八日午前の石川県内は太平洋高気圧に覆われて青空が広がった。正午までの最高気温は金沢三一・五度、輪島二九・七度と前日を二度ほど上回る汗ばむ陽気となった。金沢市木倉町では風鈴祭り、白山市ではアサガオの展示が始まり、風鈴の澄んだ音色とアサガオの鮮やかな色彩がそれぞれ涼感を漂わせた。
 金沢市の木倉町商店街では毎年恒例の風鈴祭りが始まり、店舗の軒下に下げられた風鈴が涼やかな音を響かせ、夏の風情を漂わせた。
 祭りは今年で七回目。木倉町通りの各店舗に約五百個の風鈴がつるされた。最終日の三十日には、木倉町広場で朝市や屋台が並ぶ「うまいもんや街」なども開かれる。
 白山市松任あさがお同好会のあさがお常設展は、同市JR松任駅前の市松任ふるさと館で始まり、同好会員が丹精した約三百鉢が青や赤紫の花を咲かせ、涼感を誘った。
 「あさがおや つるべとられて もらひ水」の句で知られた女流俳人加賀の千代女の里にちなみ毎年開かれており、今年で十六回目。今夏は日照不足が懸念されたが、約七十人の会員がこの日に開花するように、水やりなどをまめに続けてきた。ふ入りの葉に青、紅、ピンク、白と色鮮やかな花が見ごろで、「思い出」「佐倉の歌姫」「茶人の友」などの銘柄が訪れた人たちの目を楽しませた。八月九日まで。
 金沢地方気象台によると、県内の天気は梅雨前線が北陸に停滞し活発化する影響で、二十八日夕方から雨となるが、二十九日昼ごろからは次第に回復する見込み。

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