奥州市水沢区のJR水沢駅と東北新幹線水沢江刺駅ホームに30日、南部鉄器製の風鈴計2000個が取り付けられた。
鋳物の魅力を同市の玄関口から全国に発信しようと水沢鋳物工業組合が設置。同組合職員や市商工会議所、市観光協会などから15人が集まり、JR水沢駅に1500個、水沢江刺駅に500個を飾り付けた。
天井に飾り付けられた風鈴は、ホームを吹き抜ける風に「ちりーん、ちりーん」と澄んだ音色を響かせた。乗降客は涼しげな音色に足を止め、夏の近さを実感していた。
水沢駅の風鈴は環境省指定の「日本の音風景百選」に選ばれている。両駅とも8月末まで、奥州市の玄関口に涼を運ぶ。
【写真=涼しげな音色を響かせ乗降客を出迎えるJR水沢駅の南部風鈴】