同志社大学(京都府)の留学生38人は5日、田辺市秋津川の紀州備長炭記念公園を訪れ、備長炭を使った風鈴作りを体験した。日本文化に触れようと、研修旅行で訪れた。
留学生はアメリカの大学生で、昨年9月初旬から同志社大学で日本文化を学んでいる。
風鈴作りは公園の職員、北川佳子さん(49)が指導し、「ウバメガシが、備長炭の元の木」と説明した。
「炭は落とすと割れるので気を付けて」と助言を受けながら、留学生は丁寧に仕上げた。完成すると、風鈴を揺らして備長炭ならではの音を楽しんだ。
アロヨ・デイビッドさん(21)は「思っていたより難しかった。ホストファミリーにあげようと思う」と話した。
留学生は、大学の留学生センターの研究員らと訪れた。研修旅行は7日まであり、白浜町の三段壁や千畳敷、那智勝浦町の熊野那智大社なども訪れる。 (3月6日17時4分配信 紀伊民報)