夏の風物詩「盛岡さんさ踊り」(8月1~4日)を盛り上げようと、岩手大のまちづくりサークル「NPCN」が、南部鉄器の風鈴を盛岡市内に飾るための寄付を募っている。
サークルは6年前から、盛岡さんさ踊りを街の活性化につなげようとPRポスターを市内に掲示してきた。今年は、岩手の特産品を活用しようと考え、盛岡駅から岩手公園までの約1・5キロに風鈴約400個を飾ることにした。
「風鈴ロード~さんさへ続く道~」と名付けたプロジェクトで、風鈴や設置用の針金の購入費のため、1人2000円~5万円の募金をインターネットサイト(http://ishiwari.iwate.jp/)で受け付けている。16日までに19万円を集めるのが目標。後日、金額に応じて南部鉄器の風鈴や地酒などのお礼を送るという。
岩手大3年の吉田拳さん(20)は「募金を通して、市民らと一緒に祭りを盛り上げていきたい」と話している。