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備長炭でオブジェや風鈴 飲食店30店に飾りアピール/和歌山

風鈴関連ニュース

  和歌山県田辺市秋津川の秋津川振興会は、紀州備長炭で作ったオブジェや風鈴を、田辺飲食業組合の加盟店に飾ってもらい、世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」や備長炭をPRする取り組みを始めた。

 みなべ・田辺地域世界農業遺産推進協議会の住民提案型地域活動支援事業を活用した。地域では400年以上前から、備長炭の原料となるウバメガシなどの薪炭林を残し、水を蓄えたり、崩落を防止したりするなどの機能を持たせながら、山の斜面などで梅を栽培してきた。

 秋津川は「紀州備長炭」発祥の地であり、振興会は世界農業遺産や備長炭を広く知ってもらおうと、備長炭のオブジェや風鈴を制作。飲食業組合に協力を依頼して、飲食店で飾ってもらうことにした。  今回は約30店舗に置いてもらう予定で、来年度も取り組みを継続したいという。

 振興会の大澤晃会長(87)は「地域の方々や訪れる人に、どこに行っても備長炭があると感じ、理解を深めていただくことにつながれば」と期待。飲食業組合の松浦哲浩組合長(59)も「自店でも使っているが、備長炭は伝統的な製法で作られていて品質がすごく良い。訪れる人に田辺の魅力を知ってもらうきっかけになれば」と話した。

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