ちりん、からん。涼やかな音が夏木立に響く-。古刹(こさつ)・高源寺(丹波市青垣町桧倉)で夏の風物詩「風鈴まつり」が開かれている。緑に包まれた参道で280個が風に揺られている。
檀家(だんか)有志らにより10年ほど前から続く取り組み。暑い季節の参拝に涼を感じてもらおうと、「惣門」から山門までの参道に竹を渡して風鈴をつり下げている。
昨年からさらに数を増やした。ガラスや鋳物の風鈴が参道の奥まで並ぶ様は見た目にも涼しげ。地元の児童や住民が願いや俳句をしたためた短冊が揺れるたび風を耳で感じられ、参拝客たちにひとときの癒やしを届けている。
25日まで。期間中は風鈴のスタンプをあしらった限定御朱印を用意している。午前8時~午後4時半。入山料大人300円、小中学生100円。高源寺TEL0795・87・5081