兵庫県佐用町平福の光明寺で恒例の「風鈴まつり」が始まり、境内のあちこちにつるされた約3千個の風鈴が梅雨空に涼やかな音色を奏で、参拝者を和ませている。9月8日まで。
光明寺は奈良時代に仏教僧の行基が開創した播磨六地蔵の一つとされ、長寿延命の七福神・寿老人と、安産守護の子安大師がまつられる。風鈴まつりは平成27年から始まり、今年で10回目。ガラスや陶器でできた風鈴に、参拝者それぞれが絵を描き、先祖への感謝や安産祈願、長寿健康などの思いを込めた短冊をぶら下げる。
風鈴を背景に愛犬を撮影した写真などがSNSで話題となり、若い人たちも多く訪れるようになったという。井上隆快住職は「心のリフレッシュに、ぜひ足を運んでほしい」と話した。
開場時間は午前9時~午後4時。入山無料。祈願風鈴を奉納する場合は400円が必要。