今年で登録25周年を迎える日光市の世界遺産日光二荒山神社で境内に風鈴の音色が響く夏恒例の「まつり」が開かれています。
日光二荒山神社の「日光風鈴まつり」は夏の暑さを少しでも和らげて涼しさを感じてもらおうと2017年から毎年行われています。
風鈴は、神社の職員で陶芸家の佐藤和彦さんが制作したもので今回はおよそ千個が境内の楼門や神殿の前、有料拝観エリアの「神苑」のご神木などに設置されています。
今年は、日光の社寺の世界遺産登録25周年を記念して楼門から鳥居までの25メートルの間に250個の風鈴を飾ったトンネルを設置しました。
トンネルの天井に当たる中央部分には国の重要文化財103棟にちなみ103個の御朱印を下げた風鈴が飾られています。
ほかにも、直径およそ40センチ、重さ4キロあまりの大風鈴や願い事を書いた短冊を取り付ける祈願風鈴さらに、七つの風鈴でメロディーが奏でられる音階風鈴などさまざまな趣の風鈴は風が吹くと境内に涼しげな音を響かせていました。
「日光風鈴まつり」は9月8日まで開かれています。