岐阜県美濃市のうだつの上がる町並み一帯で7日、軒先に風鈴を飾る「美濃町家回廊~涼の音の散策~」が始まった。美濃手すき和紙職人が手がけた色彩豊かな短冊を取り付けた風鈴が商店や民家で涼しげな音色を響かせている。8月31日まで。
地元商店主らでつくる「美濃ゆめまち会」と市観光協会が主催。観光案内所前のポケットパークには、竹で組んだ枠に100個ほどの風鈴がつるされ、今年は風車も飾られて、涼を演出している。
美濃市は7月に入り、最高気温35・8度の猛暑日があるなど暑い日が続く。名古屋市から夫婦で訪れた女性(44)は「暑いけれど、風鈴の音は涼しさを感じていいですね」と笑顔で話した。