いわき市勿来町の国魂神社に、色とりどりの風鈴やこけ玉で彩られた「風鈴参道」がお目見えし、透き通った音色で参拝者に涼を届けている。設置は8月20日まで。
1年のうち過ぎた半年の無事に感謝し、残り半年間の平穏を願う風習「夏詣(なつもうで)」に合わせて参道に約30メートルの棚を設置、色鮮やかな風鈴約800個をつるした。夏詣は東京の浅草神社が提唱している。国魂神社では、2021年から参加しており、3年目となった。境内には季節の花々を生けた「季節手水(ときてみず)」も設けられ、涼を演出している。
禰宜(ねぎ)の宮川淳(きよし)さん(45)は「風鈴の涼しげな音色に耳を傾けながらお参りをしてみてはいかがでしょう」と呼びかけている。国魂神社では8月20日まで、夏詣限定の御朱印やお守りを頒布している。問い合わせは同神社(電話0246・65・2384)へ。