兵庫県南あわじ市の「道の駅福良」で、地元の子どもたちが渦潮の模様などを描いた風鈴約100個が、藤棚につるされている。海風に、チリンチリンと涼しげな音を響かせている。(近藤修史)
道の駅を拠点に観潮船を運航している「ジョイポート淡路島」が企画。鳴門海峡の名物、渦潮の世界遺産登録に向け、機運を高めようと「渦潮風鈴小道」と銘打ち、福良こども園(福良乙)の園児が7月、色付きのペンで絵を描いた。
雄大な渦潮に加え、魚や船などの絵柄が入ったものもあり、約60メートル続く「藤の棚街道」に連なり、揺れている。ジョイポート淡路島の担当者は「風鈴の音は邪気を払うと言われており、新型コロナウイルス退散にもつながれば」と話す。
9月19日までの期間中、観潮船の乗船者にうちわをプレゼント。「納涼船」として、今月の土日(13、14日除く)は浴衣での乗船を無料にする。
問い合わせはジョイポート淡路島(0799・52・0054)へ。