縁結びの神様として知られる埼玉県川越市の川越氷川神社で、夏の風物詩「縁むすび風鈴」が境内を彩っている。猛暑続きの今年の夏、涼を求めて訪れる人たちが目立つ。
風鈴は職人の手による江戸風鈴で、1500個以上がつるされている。全長約10メートルの「風鈴回廊」は数百個でトンネルのように覆われ、健康や恋愛成就など願い事を書いた短冊も掛かっている。風が吹くたび、涼やかな音が響き合い、参拝者は耳を澄ませている。
縁むすび風鈴は9月4日まで(午前9時~午後8時)。夕方以降はライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれる。