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「魔」よけ風鈴、爽やかな音色 和歌浦天満宮に60個/和歌山

風鈴関連ニュース

 和歌山市の和歌浦天満宮で、回廊に鉄製の風鈴約60個が取り付けられ、参拝客を爽やかな音色で出迎えている。8月31日まで。

 平安時代の貴族らが魔よけとして風鈴を軒先につるしていたことにちなみ、新型コロナウイルスの再拡大、物価高、猛暑などの「魔」から人々を守ろうと設置した。風鈴にくくりつけられた短冊には万葉集の歌などが記されていて、地元の書道クラブが奉納した。

 天満宮は海抜90メートルの高台にあり、和歌浦からの海風が直接吹き込む。短冊が風を受けるたび、涼しげな音色が境内に響き渡っていた。小板政男宮司は「気持ちが沈むニュースが多く、暑い日も続く。少しでも涼しさを感じて晴れやかな気持ちになってもらいたい」と話していた。

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