岐阜県高山市桜町の桜山八幡宮一帯で23日、約2千個の風鈴が風に揺れる「桜山風鈴まつり」が始まる。18日に飾り付け作業があり、住民らが境内を風鈴で彩った。まつりは8月21日まで。
住民有志でつくる「飛騨高山でニッポンの夏休み実行委員会」と屋台会館運営委員会などが企画。2回目の開催となる今年は、風鈴棚を増やしたほか、八幡宮周辺の民家や店舗にも風鈴を配って軒下に飾ってもらうことで、涼しげな雰囲気を町全体で演出する。
飾り付けには住民ら40人ほどが参加した。「足が速くなりたい」「コロナが終わりますように」などと願い事を書いた短冊をガラスの風鈴にくくり、脚立に乗って取り付けていった。
実行委の永田誠委員長(51)は「時間帯により、異なる音色が楽しめる。新しい夏のスポットとして、高山を元気にできれば」と話している。期間中、土曜日の夜にはライトアップや雅楽の演奏も予定している。