和歌山県海南市内の神社など12カ所で、計約2500の風鈴が飾られる「かいなん夢風鈴まつり」が開かれている。同市日方の伊勢部柿本神社では飾り付けられた色とりどりの風鈴が、涼しげな音を奏でている。15日まで。
紀州漆器の技法を取り入れて作られた風鈴を神社などに飾ろうと、同実行委が平成22年から開催。今年は紀州漆器をより深く知ってもらおうと、根来塗が施された風鈴が飾られている。
伊勢部柿本神社のほか、春日神社(同市大野中)や宇賀部神社(同市小野田)など市内12カ所で実施され、スタンプラリーやフォトコンテストなどもある。また、伊勢部柿本神社では、11日午後6時から約5千個のイルミネーションが楽しめる今年初のイベント「夢灯夜」も開かれる。
同実行委の担当者は「今年は紀州漆器の技術をもっともPRできる根来塗を風鈴に施した。ぜひ足を運んで、紀州漆器の魅力に触れてほしい」としている。
問い合わせは同実行委員会((電)073・482・4363)。