佐賀市の佐賀城本丸歴史館が、郷土の偉人の功績などを紹介する風鈴13個を正面入り口につるしている。そよ風が吹く度に軽やかな音色が響き、訪れた人たちを楽しませている。8月下旬まで。
涼を感じてもらうとともに、偉人にも親しんでもらおうと同館が毎年実施。短冊には、佐賀藩10代藩主・鍋島直正(1814~71年)や大隈重信(1838~1922年)の功績などが、本人のイラストとともに記されている。
同館の担当者は「国内外の観光客らに日本の文化や伝統、県の偉人をPRする好機。来年の肥前さが幕末維新博覧会へ向け、多くの人に関心を持ってもらいたい」と話している。