山梨県甲州市勝沼町等々力の「勝沼ガラス工房がらす屋」で、風鈴作りが最盛期を迎えている。
27日は、熱気がこもる工房で、職人の長谷川和也さん(53)が、1400度の熱で溶かしたガラスを細い筒の先に付け、慎重に息を吹き込んで膨らませていた。形を整えて一晩寝かせると、赤や青、緑など涼しげな色が浮かび上がってくるという。
1シーズンで約200個を作り、全国の小売店に卸すほか、工房でも販売する。
長谷川さんは、「風鈴が大きいほど音が低く、小さいと高くなる。好みに合った風鈴を見つけて涼しい夏を過ごしてほしい」と話していた。