JR福井駅(福井市)直結の商業施設「プリズム福井」で、恒例の「ふうりん祭り」が開かれている。梅雨の晴れ間に厳しい日差しが照りつける中、涼を誘う軽やかな音色が響く。8月31日まで。
動物の形をしたものなど約50種類、300個の風鈴が揺れる。一部は恐竜のような生き物や人など、福井市内の保育園児らが自由に描いた短冊で飾り付けた。福井市開発の岡田真実まなみさん(23)は「風鈴の涼しげな音と、子どもたちの元気いっぱいの絵が夏を感じさせる」と話していた。
従来は風鈴の展示販売もしてきたが、売れ行きが年々落ち込んでおり、今回は取りやめた。クーラーを備えた住宅が当たり前になり、風鈴のある風景が失われつつあるという。