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1000ドルの薬より、1曲の音楽を – アルツハイマー患者への音楽療法に迫る映画『パーソナル・ソング』


サンダンス国際映画祭ドキュメンタリー部門で観客賞を受賞した映画『パーソナル・ソング』が、2014年12月よりシアターイメージフォーラムほか劇場で順次公開される。
現在、全米で500万人、日本でも高齢者の4人に1人、約400万人以上いるとされ、今後も爆発的に増え続けると言われている認知症やアルツハイマー患者たち。いまだ特効薬がなく、先進国の間で深刻な社会問題化している。
かつてIT業界で働いていたアメリカのソーシャルワーカー、ダン・コーエンは、あるとき「患者が自分の好きな歌(パーソナル・ソング)を聞けば、音楽の記憶とともに何かを思い出すのではないか」ということを思いつく。
実験をはじめてすぐに効果が表れた。長年認知症を患い、娘の名前も思い出せずふさぎ込んでいる94歳の黒人男性のヘンリーは、昔好きだったキャブ・キャロウェイの音楽を聴いた途端、突然スイッチが入ったように音楽に合わせて陽気に歌いだし、周囲を驚かせる。ヘンリーは音楽を止めた後も饒舌になり、音楽の素晴らしさや仕事のこと、家族のことを次々に語りだした……。
“1000ドルの薬より、1曲の音楽を!”
『パーソナル・ソング』は、近年、医学的にも効果が高いと認められはじめてきた、認知症・アルツハイマー患者への音楽療法に迫るドキュメンタリー映画だ。アメリカのみならず、カナダ、イタリア、イギリスなど世界各地で非常に高い評価を受けた本作。既存の治療法以外に新しい可能性を見出だす感動のドキュメンタリーが、ついに日本でも公開決定。
【映画概要】
『パーソナル・ソング』
公開日:2014年12月 シアターイメージフォーラムほか劇場で順次公開
提供:メダリオンメディア
配給:アンプラグド
監督・脚本・製作:マイケル・ロサト=ベネット
音楽:イタール・シュール
出演:ダン・コーエン、オリバー・サックス、ボビー・マクファーレン

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