宮城県岩沼市の金蛇水神社が24日、1年の残り半年の平穏を祈願する「夏詣(なつもうで)」を始めた。参道の藤棚に約200個の風鈴が飾り付けられ、そよ風が吹くたび「チリンチリン」と響く音色が境内に涼を届けている。
夏詣は2014年に東京都台東区の浅草神社が提唱し、全国に広まりつつある。金蛇水神社は昨年から実施し、境内には、半年のけがれを払う茅(ち)の輪やアジサイなどの花を浮かべた花手水( ちょうず )も設けられた。
7月2日までの期間中、特製の鮮やかな切り絵朱印や舞台、浴衣の無料着付けなどを用意する。同28日~8月16日にも第2弾がある。高橋以都紀宮司は「境内のアジサイも見頃なので、参拝して夏詣を楽しんでほしい」と話す。