厳しい暑さが続く中、高松市屋島中町の野外博物館「四国村」では、400個の風鈴が涼しげに音を響かせ、訪れた人たちを楽しませている。設置は8月末までの予定。
四国村にある「かずら橋」や、入り口から延びる「流れ坂」などで、風に揺られた風鈴が「チリン、チリン」と音色を響かせている。7日に四国の南海上を通過した台風5号の影響で一時取り外していたが、10日から再び公開している。
東京都文京区から訪れていた小学3年の竹谷日向さん(8)は、「学校の自由研究の題材を探しに来た」と話し、親子で四国村を回っていた。母利香さんは、「回りながら、風鈴の音がところどころで聞こえてきた。展示物以外に、四国村の自然も楽しめた」と笑顔で話していた。