伊万里市の大川内山に夏を告げる「風鈴まつり」が20日、開幕する。30窯元の店先に約1000個の風鈴が並び、「秘窯の里」に涼しげな音色が響きわたる。8月31日まで。
まつりは今年で12回目。見る・聞く・味・香り・触るの「五感との出会い」をテーマに催しを企画する。期間中は昨年並みの5万人の来場を見込んでいる。
20日は午前10時からオープニングセレモニーがあり、碗琴コンサートが楽しめる。7月19日夜には恒例となった「ボシ灯ろうまつり」が開かれ、周囲は幻想的な光に包まれる。
特別企画として、磁器製の細い棒をつり下げた「ウインドチャイム」型の新作風鈴を制作中で、7月19日に限定50個で販売する予定。風鈴まつり実行委員会は「今回は特に音にこだわりたい」と話している。問い合わせは同実行委、電話0955(23)7293へ。