涼を呼び客も呼ぶ
小城市の清水鯉(こい)料理振興会(深川博文会長)は24日、7店舗ある料理店の軒先と観光名所の清水の滝周辺などに風鈴200個を取り付けた。振興会は「風鈴の涼やかな音を聞きながら滋養たっぷりのコイ料理を食べ、夏場を乗り切ろう」と呼び掛けている。
風鈴の取り付けは地方創生チャレンジ交付金事業「小城寒鯉まつり」の一環。メーンイベントは来年1、2月だが、夏はコイ料理の書き入れ時で、有田町と市内の窯元に風鈴を発注した。短冊には小城市文化連盟所属の小城俳句会とかささぎ短歌会の会員が「清水」「滝」「鯉」の言葉を盛り込んで詠んだ作品を記している。
風鈴は8月末まで飾る予定。「清水の水温は平地と比べ2、3度低く、暑い時季はコイの動きが活発化するため、身が引き締まっている」と関係者は話す。