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風鈴 街に神社に武家屋敷群に 南九州観光に涼やかな音色 短冊に園児の願い事も/鹿児島

風鈴関連ニュース

 鹿児島県南九州市は風鈴を活用した夏の観光誘客に力を入れている。観光地や周遊拠点に飾り、癒やしの音で涼を感じてもらおうという趣向。3年目の今年は、市観光協会が用意した450個のほか、商店街の120個や個人の設置もあって裾野が広がっている。

 16日は知覧武家屋敷群の藤棚公園で「ふうりんの小径」と銘打ち、市や県南薩地域振興局職員らがオープニングセレモニーを開いた。近くの大心寺双葉保育園の園児12人や、会場ボランティアの薩南工業高生らが藤棚に飾り付けた。

 園児は、保護者らに手伝ってもらって竹ざおに結束バンドで取り付けた。願い事を書いた短冊が風に揺れて風鈴が鳴ると笑顔で見上げていた。年長組の寺園日々人ちゃん(5)は「消防士になれますようにと書いた。風が吹くといい音がした」。

 風鈴はガラス製のほか、地元の焼き物や川辺仏壇の技術を生かした彫金など。同公園のほか、武家屋敷庭園や麓公園、川辺の飯倉神社、頴娃の大野岳、商店街などに設置する。8月28日まで。

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