南海高野線・極楽橋駅(高野町)に1日、ガラス製の風鈴約550個をつるした恒例の「風鈴トンネル」がお目見えした。今春開催の高野山開創1200年記念大法会に合わせて化粧直しされた昭和初期の古風な造りの駅舎に映え、乗降客の目を楽しませている。9月30日まで飾る。
高野山を訪れる観光客らを夏らしい風景で迎えようと始め、今年で3回目。高野線ホームと、山上まで通じるケーブルカーの乗降口をつなぐ連絡通路(長さ約15メートル)にのれんのように取り付けた。
風鈴には現在、九度山町と橋本市の幼稚園、小学校の子供たちが「かぞくがしあわせでいられますように」「ピアノがうまくなりたい」などの願い事を書いた短冊が付いている。今年は、高野線沿線市町計16の幼稚園や小中学校の子供たちが願い事を書く予定で、短冊は約2週間ごとに付け替える。