有田町の有田一番館で7月から開かれた「第7回有田風鈴コンテスト」で、星空を眺める猫を愛らしく描いた有田町の陶芸家、はしばせつこさん(64)が優勝した。8月31日に発表と表彰式があった。
同館を運営する町おこしグループ、「有田の愉快な仲間達」(吉岡千恵子代表)が主催して、毎年開いている。今回は有田焼作家や趣味の陶芸家、高校生らが約70点を出品。同館を訪れた観光客ら約270人の人気投票で上位作品を決め、日本工芸会正会員の村島昭文さん(80)が審査した。
はしばさんは19年前から陶芸を始め、同コンテストには毎年出品している。作品はチューリップ形の風鈴に、2匹寄り添ったり、寝そべったりする猫の後ろ姿を描いている。「優勝は思ってもいなかった。絵柄と風鈴の形がマッチしたのかも」と受賞を喜んだ。