奈良県橿原市のおふさ観音で「風鈴まつり」が開かれ、境内につり下げられた約2500個の風鈴が涼しげな音色を響かせている。
バラが咲く庭園などで揺れているのはガラス製の江戸風鈴や、鉄製の南部風鈴、青銅製で透き通る高音が特徴の小田原風鈴など。節電が求められる中、風鈴は電気を使わず涼を感じさせるグッズとして改めて注目され、以前より来場者は増えているという。
密門(みつもん)裕範副住職(47)は「日本古来の知恵を見直すきっかけになれば」と話している。8月31日まで。午前7時〜午後4時半。本堂以外は無料。