北陸新幹線の新高岡駅に9日、地元の伝統産業高岡銅器の風鈴が飾られ、涼やかな音色を響かせています。
風鈴の設置は、高岡銅器協同組合が駅の乗降客に涼しさを感じてもらうとともに、高岡銅器の魅力をPRしようと毎年、この時期に行っています。
9日は、地元の幼稚園児らが参加し、風鈴に願いを書いた短冊をつけて飾りました。
園児
「チリンチリンって鳴った。いい音だった。」
風鈴には、能登半島地震からの復興への思いも込められています。
高岡銅器協同組合 宮津健志理事長
「この業界も色々と被害を受けて、そこから立ち直りつつあるので。今年は地元の方に『いつもの夏が来た』と思ってもらえるように、復興に向かう日常を取り戻していただく思いが込められています」
銅器の風鈴は、8月29日まで涼やかな響きで駅を訪れた人たちをもてなします。