「小渡夢かけ風鈴」が現在、旭地区の小渡町一帯で開催されている。(豊田経済新聞)
同イベントは、矢作川からの川風が吹く地形を利用し、小渡町の各世帯の軒先につるされた風鈴の音色とともに川のせせらぎを楽しんでもらおうと、まちおこしとして2003(平成15)年に始まった旭地区の夏の風物詩。
20周年の節目を迎えた今年は、会場となる旭郵便局前の通りと、「風鈴寺」と呼ばれる増福寺に約7000個の風鈴をつるし、期間中、風鈴の涼しげな音色が町じゅうに響き渡っている。
初日の7月16日には、無料ゲーム大会や旭マルシェ「あさひ照らす」、風鈴の奉納などのオープニングイベントを開き、多くの人が訪れた。
無料のゲーム大会は愛知学泉大学の学生とコラボ。魚釣りゲーム、水鉄砲の的当てゲーム、ボールすくいなど、さまざまなアトラクションを用意し、子どもたちが夢中になって楽しむ様子が見られた。
会場では、郵便局横にある広場に飾られた風鈴のスポットで記念撮影をする家族や、オリジナルの風鈴を作る絵付け体験に参加し、完成した風鈴を鳴らし音色に聞き入る人の姿が見られるなど、終始、にぎわいを見せた。
主催する「おどの夢をかなえる会」の鵜居利行会長は「期間中、浴衣の着付けや風鈴の絵付け体験、夏休みの工作教室、写経、座禅体験など、さまざまな催しを行う。ぜひ涼みがてら足を運んでもらえれば」と来場を呼びかける。
8月31日まで。