盛岡市中心部の道沿いに南部鉄器の風鈴を飾る「風鈴ロード~さんさへ続く道~」が始まり、大通商店街などに涼しげな鈴の音が響いている。
東北の夏の風物詩「盛岡さんさ踊り」(8月1~4日)を盛り上げるため、岩手大のまちづくりサークル「NPCN」などが企画した。
風鈴は盛岡駅から桜山神社周辺までの約1・5キロ・メートルに設置され、地元住民や企業と協力してさんさ踊り本番までに約800個を飾る予定だ。
秋田県北秋田市から訪れた学校職員、湊秀次さん(54)は「風が吹くときれいな音がする。盛岡らしくていいですね」と笑顔を見せていた。
サークル代表の岩手大3年、阿部慶太さん(21)は「風鈴の音で、さんさ踊りが近づいていると感じてほしい」と話している。