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蚕飼育:繭の糸から風鈴づくり 大分小2・松熊さん挑戦 毎日小学生新聞参考に−−飯塚 /福岡

 飯塚市大分の大分小2年、松熊亜海(あみ)さん(7)が、毎日小学生新聞の記事を参考に蚕の飼育に挑戦した。幼虫が成長して繭を作り、羽化した成虫が産卵するまでを観察し、繭から取った糸で風鈴も作った。
 きっかけは毎日小学生新聞の夏休み連載企画「おすすめ!!2014 ニュースな自由研究」。7月22日掲載の「カイコを飼おう」を母の典恵さん(41)と読み、飼ってみようと思い立ったという。
 インターネットで取り寄せた飼育セットが届いたのは8月上旬だ。22頭の幼虫を人工飼料で育て始めた。食欲旺盛で「どんどん大きくなってびっくりした」。幼虫が繭を作る部屋「まぶし」は、父の徹さん(43)と姉の筑穂中1年、美空(みく)さん(13)が作ってくれた。
 8月中旬に全ての幼虫が繭を作り、10日ほどで次々と羽化。繭を煮立て、割り箸に巻き取った糸とペットボトルで、妹の桜叶(おうか)ちゃん(5)と風鈴を作製した。
 「小学生の時、学校で飼った蚕に桑の葉をやった記憶はあるが、糸を取るのは初めて。私もいろんな発見があった。来年はもう少し本格的な自由研究ができるかな」と典恵さん。成虫が産んだ卵がふ化するのを家族で楽しみにしている。

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