七夕を前に、子供たちに地域の歴史や文化に親しんでもらおうと、堺市中区八田寺町の蜂田神社で4日、市立八田荘幼稚園の園児約50人が、短冊に願いを書いた風鈴を境内につるした。
同神社では、毎年節分に、12個の占鈴の音色でその年の吉凶を占う神事が行われており、子供たちに、地域にゆかりのある鈴を身近に感じてもらおうと、八田荘校区まちづくり協議会が初めて実施した。
園児らはこの日、「くるまやになりたい」「家族みんなが病気になりませんように」など願いを書いた風鈴をつるし、森心珀くん(4)は「初めてで楽しかった」と笑顔で話した。
同協議会は、風鈴620個を用意。地域の小学校や幼稚園で児童らに願いを込めたメッセージや絵を描いてもらい、8月末まで同神社につるすという。