京都府与謝野町男山の府立与謝の海病院エントランスホールで5日夜、院内コンサートが開かれ、患者や地元住民が、病院職員や地元音楽家の演奏に聴き入った。
はじめに病院職員が7月に結成したアカペラグループ「Y-CURE」が「アメイジンググレイス」など4曲を演奏。看護師、医事課職員や医師など病院職員8人が白衣や制服姿で息のあった四部合唱を披露した。
同町や宮津市の音楽家3人と同院の医師・佐渡文彦さんによるジャズ演奏につづいて、最後は全員で「ふるさと」を合唱して幕を閉じた。
「Y-CURE」の発起人で同院の音楽療法班の班長でもある佐渡さんは「普段病院で働いている人が歌う意外性を楽しんでほしい。呼ばれれば学校などにも出かけたい」と話している。