島根県大田市三瓶町の住民たちが22日、同町の温泉街を彩る風鈴の飾り付けを始めた。数日掛けて計約600個を取り付け、8月31日まで飾る予定。期間中、観光客たちが絵付けをした風鈴も加えていく。
地元住民らでつくる「ふうりんおんせんの会」が、地域活性化を目的に毎年実施している。
この日は、同会のメンバーや地元住民ら約20人が、公衆浴場の「薬師湯」周辺に丁寧に飾り付けた。早速、涼しげな音色が響き渡り、観光客たちが夏の風情を楽しんでいた。
今週中には、公衆浴場の「亀の湯」や商店などの軒下にも風鈴を取り付けていく予定。
また、このほか約300個の風鈴を用意。観光客らに薬師湯や亀の湯などで絵付けをしてもらい、周辺に飾り付ける。
同会の事務局を務める三谷和弘さん(45)は「温泉と風鈴の音色を多くの人に楽しんでほしい」と話した。