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涼感漂う風鈴の音色 熊野本宮大社の参道や門前町(和歌山)

 和歌山県田辺市本宮町、熊野本宮大社が、参道や門前町に風鈴計約500個を飾った。「チリン、チリン」と鳴り響き、涼感を漂わせている。20日ごろまでつるす。
 参拝者に涼感を味わってもらおうと、大社が地元の本宮町商工会の協力を得て2006年から続けている。
 風鈴は南部鉄製で、直径が約5センチあり、熊野地方に伝わる「三体月」の模様が入っている。短冊は赤や黄、青、桃、白の5色で、熊野の守護神「八咫烏(やたがらす)」が描かれている。
 5日には大社職員や商工会関係者らが参道の石段沿いに一個ずつつるした。
 1日には、神門前に羽ばたく八咫烏の像が付いた専用の台を設け、88個飾った。大社の護符である「熊野牛王神符(ごおうしんぷ)」に描かれる八咫烏と同じ数で、参拝者の目を引いている。
 門前町の土産物店や飲食店約30軒の軒先にもつるし、涼しげな音色を響かせている。
 神職は「今年は特に猛暑が続いている。風鈴の音を聞き、少しでも涼んでもらえればと思う」と話している。

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