東日本大震災の被災地を応援しようと、叡山電鉄鞍馬駅(左京区)に、岩手県の南部鉄器で作った風鈴約190個が飾られ、涼しげな音色を奏でている。
鞍馬で幼少期を過ごした源義経が、岩手・平泉で生涯を閉じたことにちなみ、2013年に始まった。同駅のホームには、同県平泉町の世界遺産・中尊寺金色堂や、同県陸前高田市で津波に耐えた「奇跡の一本松」のイラスト入りの短冊が付いた風鈴が飾られた。大阪府吹田市の会社員桜井詩織さん(23)は「深みのある独特の音色が涼やかで心地いい」と話していた。
風鈴の展示は9月30日まで。13日から同駅などで風鈴を販売し、売り上げの一部を岩手県の三陸鉄道に寄付するという。