涼しげな音色で暑さを乗り切ってもらおうと、岡山市内で路面電車の車内に風鈴を取り付けた「風鈴電車」の運行が始まりました。
風鈴電車は乗客に涼しさを感じてもらおうと、岡山市内で路面電車を運行する岡山電気軌道が毎年行っています。
ことしも市内を走る路面電車の1両の手すりに備前焼などの風鈴44個がつるされ、風鈴の下には地元や東北の高校生による東日本大震災からの復興の願いが書かれた短冊が飾られました。
28日の始発の風鈴電車には、短冊を作った地元の女子高校生11人も招待され、乗客は車体が揺れるたびに「チリン、チリン」と鳴る涼しげな音色を楽しんでいました。
乗客の男性は「暑さが厳しいのでとても涼しく感じます。この電車に乗れてよかったです」と話していました。
風鈴電車は岡山市内を走る東山線で来月末まで1日およそ10往復運行されます。